奥々八九郎温泉
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■施設名 奥々八九郎温泉
■値段 円
■住所
■電話
■時間
■定休
■その他
■訪問日 2015/05/22
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泉質等不明
炭酸放出顕著
42℃くらい
透明、鉄さび臭、甘塩味、炭酸味。
成分堆積析出顕著
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やってきました奥奥八九郎温泉。
勤勉に大館雪沢の地を8時前に出発し迷うこともなく、ダート路も順調に特段の怖い思いもすることなく到着。
クルマを降り立って周囲を見回すと、あたり一帯は全的に南十和田の大原生林。
たった独り、この大自然を独占しているような気分になってドキドキわくわくします。
急ぎ湯の湧き出す地点へとぬかるむ足元も意に介さずに駆けつけます。
我が眼前の地表からゴボゴボぼこぼこと湧きい出す大量とよとみ豊穣の湯、湯、湯。
「………」
感無量、感無量、、無量大数。
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これまで多くの温泉愛好家の訪問レポートでこの温泉は語られ、報告せられ、研究もせられております。
もはやこの温泉の概要について私が今この場であれこれと書き記すことは蛇足でしかないような気がします。
私にとって重要なことは、この場この時を忘れぬようにせいぜい備忘録としての記録を紡ぐことくらいでしょうか…。
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この日の空は晴れ渡るブルースカイ。
5月の空気は凛として冷たく吹き渡る風に森林の燃えたつ息吹を感じます。
わっしは急ぎ衣類を脱ぎ捨てて、先ずはそおっと、「源泉湧きだし湯壺」に足を入れて見ます。
「お、ちょっと熱いか? でもこれならちょうど良い湯加減じゃないか」
独りぶつぶつとつぶやいて湯に身体を沈めました。
ごぼごぼぶくぶく湯の鮮度はもちろん抜群。
あふれかえる炭酸の湯は感覚で42℃くらいと推測。
炭酸成分の強い湯の特徴で湯を通して身体全体へと熱波のような熱感が伝わってきます。
これは素晴らしい。
エクセレントのファンタスティック。
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あっちの湯壺、こっちの湯壺と入っては出て、また出ては入りました。
当然ながら湧きだし口の湯壺が抜群に浴感温度湯量すべて良いです。
でも長湯するには写真の浴槽のがぬるめゆえ有利かな〜。
1人きりの大贅沢の湯あみを続けること1時間。
天敵アブの襲来を避けて5月にここを訪れたのは正解でしたがブヨみたいな虫はすでに発生していてお尻や腕を刺されたみたいですが、この温泉を独占して楽しめるとあらば、文字通り何の痛痒も感じません。
「ああ、それでもも行かなきゃいけないなあ」
名残惜しくてまた湧き出し口の湯壺に浸かって不意にぱらぱらと降り出した雨を見上げました。
「もうここにも来ることはないかもしれないなあ」
いや、命あらばまた他日。
その日その時まで、しばしの別れぞ今は…
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