太宰的美味礼讃

 

酒食とみた (和食)

 

磐田市見付。
重要文化財の見付学校校舎東側の交差点から北上。
いや、東名高速の磐田入出口および磐田バイパスの見付出入り口をい出て市街地方面へ南進。
ゴルフ練習場を過ぎ、大きなお蕎麦やさんの向かい側に「酒食とみた」はあります。
今日も「とみた」には腹を減らした老若男女が集してきます。
皆の目当ては季節水揚げに応じた定食なのです。

これはチラシ丼、価格は失念しましたが、私の習性上、1000超の昼食代金は止む終えない場合をのぞき選択肢から除外しております。
多分880くらいのランチメニュウの一種であったと記憶します。
この美しいドンブリを観て心躍らぬ人が居るでしょうか。
ああ、またいつもの、おいでおいでのデーモンがここにも宿っているのです。

そしてこちらはシラス丼。
やはりこれも季節の1000メニュウであったと記憶するところです。
遠州灘に揚がるシラスはまさに太平洋の宝石。
豪快にシラスを頬ばると口中にはあの夏の日の塩辛くちょっぴり甘くほろ苦い青春の記憶が…。
いや〜、佳いです。

 

そうして日を変えて訪れるとこの日の揚げ物ランチはキスフライとお刺身でした。
磐田福田あたりの遠州浜で釣れたキスは大きくて、真っ白な身はほろほろほくほくで美味端麗。
ご飯はおかわり自由。
西武の中村選手が本塁打を打つと「おかわり!」というらしいですが私も「おかわり!」必定。

定食に付くお刺身も、9枚もあります。
この日の刺身はイカと2種類のまぐろ。
各3まいも有ります。
鮮度良

 

これは隠し球で有りながら人気メニュウのえびフライランチ1050です。
写真の撮り方が悪くエビのボリュウムが判りにくいですが、相当の巨大エビです。
もちろん内部はホクホク、ぷりぷり。
ともすると海老フライを注文するとお子ちゃまだと侮られそうで若干の躊躇をする定食愛好家も多いらしいですが勇気を出して注文して見て下さい。

完食して空疎となったお膳を写真撮影。
ふとファインダーから眼を上げると、お膳を引き上げに来たお店のお姉さんが私の撮影をじっと待っていて下さった。
思わず目が合い、私が照れくさそうな顔をするとお姉さんは優しく微笑んで下さった。
佳い店だと思いました。

 


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