太宰的美味礼讃

 

おせんや食堂(生しらす定食やカツヲなど)

 

磐田市の福田町。
荒っぽい遠州灘に面した漁港の街です。
そんな海と青空と風の荒々しい街に、宝石のような魚が揚がります。
しらす。シラス。生シラス。
かつての同僚加藤君は
「あ、あのなあ、み、水揚げされたばかりのシラスに醤油ぶっかけてご飯に乗せたら、そ、それは、世界中の何よりも美味いだよ」
私にそういいました。

これはカツオ定食です。季節が2月だったのでカツヲの漁も僅少
脂のノリも僅少。でもきれいな発色からもカツオの良さが判ります。
煮物とサラダと漬け物と味噌汁つきで660円。
初鰹の季節や戻りガツオの季節に是非再訪したいものです。

これが生シラス定食660円。
あまりの美しさにカメラ構える手が震えてしまいました。
ピンぼけですいません。

食べかけですが震える手と心をを抑えて寄ってみました。
美しいです。まるで生きているようです。
まるで澄んだ大海原を泳いでいるようです。
あまりの鮮度に、言葉を忘れます。
このシラスには幸も不幸もありません。生臭さももちろんありません
ただいっさいは甘く透明で清澄な味。
今度はこれと一緒に、その日に上がった地の煮魚か焼き魚も頼もうっと。

 


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