太宰的美味礼讃

 

浪花(なにわ)(袋井市)

 

浜松市から東海道線で20分。
遠州中部を略して地元では中遠地方という呼び方をする、その地に名店の誉れ高いララメン屋さんがあります。
「浪花」
どこか反骨と浪花節を想起させる佳い店名だと思います。
かつては浜松の歓楽街千歳で親しまれていたのだとか…

まさに質実剛健のメニューです。
余分なものが一切ありません。日本酒も焼酎も餃子もありません。
ビールは麒麟の大瓶。サイダーは麒麟レモン。
それで佳いのです

これが定番中の定番、中華そばの大盛りです。
スープからはバターのような芳香が漂います。
よく判りませんが佳い仕事をしているような気がします。
しかし、常連客たちはどちらかというとつけ麺を頼む人が多いようです。

焼き豚が2枚、メンマが6本。
少なくともわたくしはこの店なら再訪してみたいとゆー気がします
少なくともわたくしはこのスープなら呑めます。
同行した連れは中華そばを頼んだのですが、メンマが載っていなくて、わたくしのを2本分け与えました。お父さん、お母さんが、懸命に接客していてメンマ搭載を失念したのでしょうか
しかし、時折みかける勘違いしたようなラーメンやさんの尊大な態度に比べて、生真面目なその態度には好感を覚えます。
中遠3大ラーメンといって差し支えない佳い店だと思いました。

そうしてこれがワンタンメン大盛りです
2週続きで行ってしまいました。いや〜、いいです。
しかし、この日の接客係達は忙しさにパニックになり、私たちのララメンをできあがってから速やかに運ぶ動作を失念していたようで若干麺が緩くなっておりました。
許そう
全て完璧は求めまい
私には充分だ
それなりに満足をして店を居出て公園で寝袋にくるまって昼寝しました

 


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