太宰的美味礼讃

  

洋食 大仙 (洋食・ワイン)

 

浜松駅から遠州鉄道に乗って10分ほど。
上島駅から西方、遠州陸上界の聖地四つ池総合グラウンドを目指して歩くと、その途中にキッチン大仙はあります。
ちょうど三方が原台地への登りが始まる手前になります。
キッチン大仙は昔からそうあるように、ひっそりと目立たず、自己主張せず、ただ単に周囲の風景に溶け込んでいます。

お店は遠州気質のお父さんとお母さんの二人で切り盛りしています。
お父さんもかつては名のある大ホテルのコック長でもしていたのでしょうか。
今でも、白いコック帽?をきちんとかぶり厨房に立つその姿は凛として威厳に満ちています。
お母さんは、普通の遠州のおばちゃん風ですが、今日も常連さんや一見さんの世話に店内を駆け回っています。
きっとお二人は詩を紡ぐような気持ちで、このお店を守っているのでしょう。

上段写真はハンバーグ定食1000円。
平日のランチ以外では最安価格定食ですが、これがまた美味い。
肉の配合とか調理の科学は私には判りませんが、オリジナルソースと上質なお肉の味が何とも言えません。
ギトギト濃い味の好きな若者や脂ぎった壮年も、このハンバーグを一度食べたら蒙を啓かれる思いになるのではないかと思われます。
さらに、この店は経営者の哲学によるものなのか融通無碍。
ハンバーグの大きさを客の注文により加減もしてくれるようです(もちろん料金はかかる)。

 

なかなかどうして佳品のお店ではありませんか。
この写真はメンチカツのチーズ焼き定食1150円。
悪食安物食いの私は「メンチカツ」と聞くと、粗悪な脂ぎったメンチを想像してっしまうのですが、ここ大仙のメンチカツは上質上品。まさに大盛りでオーダーしたい逸品です。

そうしてこのとんかつがまた美味い。
洋食やらしくオリジナルソースで食べるとんかつは、カリッとして滋味豊か。
毎週食べても飽きることがないと思われます。
お店の売りは「味噌カツ」なのですが、どうも悪食安物食いの私は味噌カツというとむやみにくどく甘辛い味噌カツを想像してしまうのですが、きっと大仙の味噌カツはそんな貧困な想像を吹き飛ばしてくれる素敵なお味なんだろうなあ。今度頼んでみようっと。

 

 


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