2006年度
 太宰版温泉ベスト 10

わたくしが2006年に初めて入浴した温泉のベスト10です
全く私的な主観に基づくランキングです。あしからず


次点  湯西川下地区温泉(栃木県)
 

平家落人の里として有名な湯西川温泉を目指す途中、
偶然、小さな小さな共同浴場を見つけました

ロケーションといい、この飾り気のない面構えといい
ひとめで気に入ってしまいました

内部では、すみきった美しい湯がこれでもかとばかりにあふれていました。
無人の浴場にあふれる湯ほど、ぜいたくな光景を私は識りません


第10位 塩原元湯温泉(栃木県)



前々から来てみたかった塩原元湯の大出館に来ました
噂に聞く墨汁のような色した硫化水素泉

 ご機嫌です

  

こちらは男性用浴室
素晴らしい風情です
下は露天風呂。白さが濃いです

 
第9位 寸分堂温泉 (新潟県)


新潟県新井の山中
こんな所にこんな施設があるのも驚異です


その名も仏ケ峰霊泉。
古来より霊験あらたかなる鉱泉として知られていたのでしょうか

  湯は沸かしていますが、はるばるここまで来たことを後悔させない湯でした。
これこそ正しい秘湯。おかみさんも良い人です。
「浜松から来たんです」 「ああ、そう。この前は大阪から来たよ」
ちっとも驚いてくれません。秘湯だから、それでいいのです。


第8位 本沢温泉 (長野県)

   見よ、この荒々しい山容を。
その名も硫黄岳。北八ヶ岳の名峰です。


硫黄岳の谷間、沢筋に湧く黄金の湯。
温泉ファンならずとも一度は入りたい本沢温泉野天風呂です。

  

晩秋の一日、荒くれ男たちで、ここに集い、足をマメだらけにして下山しました。
夢のような旅でした。内湯もよかったのですが、まともな写真が撮れませんでした。 

 
第7位 日光湯元温泉 (栃木県)

4月の中旬。日光湯元はまだまだ冬景色でした。


雪にビビリながらたどりついた日光湯元の温泉寺。


庫裏から上がって歩む廊下の裏には見事な湯小屋があります。


      
その名も薬師の湯。ありがたい、ありがたい湯です。


この湯の色はどうでしょう。神々しいまでの深い色です。
いったい、この色を何と表現しましょうか。
悲しみの色でしょうか。喜びの色でしょうか。
答えは友よ、風に吹かれている。
 
第6位 小野川温泉 (山形県)

名湯のはまれ高い小野川温泉の尼湯。
想像以上に素晴らしいところでした。


共同浴場尼湯の内部です。機能美の極致とはこういうのを言うのでしょう。
朝陽が湯気が朝陽に反射して幻想的な美しさです。


反対側から入り口方面を写します。湯量の投入が多いので湯面が波打っています。
オーバーフローする量も見事なものです。
泉質、浴舎、情緒、すべて佳し。

ついでにもうひとつの共同湯にも立ち寄りました。
飾り気のない風貌が好きです


尼湯と同じ湯ですがこちらの方が少しぬるめでした。
わたくしはこういう共同浴場というやつが好きでしようが有りません
 
第5位 山空海温泉 (大阪府)

春まだ浅い、3月。大阪北部の秘湯、山空海温泉を訪ねました。
関西の荒くれ男達に案内してもらいました。
この手作り感、鄙び感は出色です。ここは本当に大阪でしょうか。


浴室にある源泉槽です。死ぬ気で浸かりましたが3月に18度は泣けました。


こちらは暖かい浴槽です。42度と40度ほどでしょうか
奥の浴槽は長湯むき。ほんのり硫黄臭がしてぬるぬるすべすべする佳い湯でした。
この関西への旅も実り多き旅でした。

 
第4位 御嶽中の湯温泉 (長野県)


8月最終週、発作的に思い立って中の湯に来ました。
ここは夏だけの限定営業。この日を逃すとまた来年まで入れないと聞いては行かざるをえません。


すばらしい浴室だと思いませんか?

      
源泉は御嶽7合目の湯川です。
せっかくだから湯川を目指して一時間ほど山歩きしました。
しかし源泉への道はロープで閉ざされていました。
国破れて山河あり、秋霜烈日、なんのこっちゃ


御嶽6合目、中の湯山荘の内部とソバ定食です。
小屋の老朽化と利用者の減少、さらには管理人さんの高齢化など、
果たしてこの小屋がいつまで存続できるかも心配です。

 
番外 滝野脇温泉 (長野県)

ベスト10にはノミネートしませんでしたが、番外で滝野脇金平の湯。
信越国境の山深く、集落の高台にすっくと建つ孤高の姿は見るものの魂を撃ちます。


一年ぶりの再訪でようやく満願。こんな佳い浴場がいつまでも有りますように。
 
第3位 塩沢温泉 (岐阜県)

有志のボランティアで維持管理されています。


これは露天風呂対岸の塩沢温泉の駐車場からの写真です。
この露天風呂を見て興奮しない人がいるでしょうか。


現況廃屋の塩沢温泉湯元山荘。
興奮してしまいブレブレです。




35度の極上の湯。御嶽周辺に多い系統の湯です。
析出物のみごとな堆積と、その浴感のすばらしさ。
極楽の湯浴みとはまさにこの日の入浴を言うのでしょう。
 
第2位 遊亀温泉 (山梨県)

何も言うことはありません。
暗闇に光る遊亀温泉の灯。
静かで寒くて寂しくて、こころワクワクします


なにも言うことはありません
ただ、そうあるようにお湯が流れています
秋の一夜、わたくしはこの世で一番美しい銭湯を識りました。
 
第1位 羽根沢温泉 (山形県)

思っていたとおり寂しい羽根沢温泉


お目当ての共同湯がまだ空いていなくて、旅館のお風呂に浸かったり、
車で昼寝したり、3時間も無為に過ごしました。
それはそれは旅の途中のぜいたくな時間でした。


そうしてようやく入ることが出来た羽根沢の共同湯。
脱衣は小さな木枠がいい
灯りはほんのり窓からがいい
湯舟はちっちゃな風呂が良い
お湯はどどっと流れるがいい


涙で雲って上手く写真が映りません。



透明、硫黄臭、アブラ臭。そしてぬるぬるつるつる。
お湯に粘度というのがあるのなら、ここはかなりの高粘度の湯だと思いました。
湯の鮮度もよく、ひとり静かに浸かる羽根沢の湯は最高でした。
しかし、何よりも私が気に入ったのは、羽根沢の集落全体から漂う、旅を実感させる寂寥感みたいなものだったようにも思います
こんな気持ちを味わいたくてまたあちこちに旅に出るんだろうな〜

 

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